昨日は糸魚川のISSH認定住宅見学会に行ってきました。
建築、林業業界では３０年も前から「川下から川上まで」と言って山を守り育てる植林、生育、間伐、伐採などの林業事業者から中域の製材業者、そして川下の地元建築工務店や設計士が連携して地元の木材流通を増やしていきながら良質な地域型住宅や地元木材での家具建具や各種製品をエンドユーザーに提供していくコンソーシアムの確立が求められてきました。
上越地域でのそのさきがけは、平成１４年に組織された「ウッドストック協同組合」で、私も準会員（建築設計士）として参加していましたが、理念が先行しすぎていて建築工務店さんを巻き込んだ形が構築できなかったこと、そして家具・建具や間伐材利用のスモールビジネスの域を脱することができなかったこと、そしてエンドユーザーに訴え切れなかったことが悔やまれます。きっと時代が２０年早かったのかもしれません。
今回の糸魚川での取り組みは、地域産材の活用を本丸である「住宅づくり」に焦点を当てて、①糸魚川の木と職人でつくる②高気密高断熱の雪国型ＺＥＨレベルの家づくり③構造計算を行う安心住宅をＩＳＳＨ認定住宅としてハウスメーカーに負けない「糸魚川の家づくり」をエンドユーザーに訴えているところが素晴らしいと思いました。
（個人的には構造認定はちょっとオーバースペックかのと思いますが、、、）
住宅見学会にいった先で施工された地元工務店の社長さん、建築部長さんと気持ちの良い建築の中で２時間近くお話しさせていただき、有意義な時間を共有することができました。ご丁寧に対応してくださりありがとうございます。
残念なのは上越のお客様が糸魚川独自の補助メニューを使えないことですが、新潟県の雪国型ＺＥＨ補助金や県産木材利用の補助金などは活用できますので、地元県産材でつくる良質な環境共生住宅を建築士と一緒に考えてみませんか。
sannkasiteimasita
はいわゆる自然の生態系を作っている流域循環型のエンドユーザーに森林組合から
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